2018年9月25日
2018年3月29日にグランドオープンした「東京ミッドタウン日比谷」は、東京の新たなビジネス・文化交流・情報発信拠点として大きな注目を集めています。三井不動産株式会社により、都市再生特別地区の都市計画提案制度を活用して開発され、都市再生への貢献として、①周辺地区や地下鉄駅をつなぐ歩行者中心の基盤整備、②国際競争力を高める都市機能の導入、③防災機能の強化と環境負荷低減が示されています。なかでも、地下においては、日比谷線と千代田線のそれぞれの日比谷駅を結ぶバリアフリー動線が整備されています。そして、その間には約1,200㎡の地下広場が設置されるとともに、その両側には賑わい施設が配置され、魅力的な地下空間が形成され、トラフィック機能だけでなく滞留機能も備わる優れた場が創造されています。これら地下空間は、大手町から東銀座につながる長大な地下ネットワークの一翼を担う役割もあります。今回は、都市再生に貢献する地下空間の形成と実践の観点から見学会を実施します。