第1回人にやさしい地下空間セミナー開催案内
2016年8月9日
地下街や地下歩道、地下鉄駅コンコースなど都市の地下空間には、避難誘導表示や案内サインだけでなく、さまざまな商業広告などが溢れており、誰もが安心して利用できる分かりやすい空間になっているとはいえません。
地下空間では、その特性である閉鎖性や均一なデザインから、ともすると方向感覚を失うことがあります。ネットワーク化が進む地下空間において、避難誘導表示や案内サインの整理とわかりやすい表示が求められています。
特に非常時における避難誘導表示や案内サインの役割は重要であり、そのわかりやすさが不可欠です。2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、海外の旅行者や、障害を持つ方々が日本を訪れる機会が増えてきます。また、今後迫りくる高齢化社会にも対応した案内方法について検討する必要があります。本セミナーでは、地下空間における避難誘導表示・案内サインや照明環境について、最近の状況や研究成果について話題提供をいただき、それらをもとに、今後取り組むべき課題やその解決策について、参加者全員で総合的な議論を展開しようとするものです。