メインコンテンツに移動

【募集案内】第32回地下空間シンポジウム 〇テーマ:「 地下空間の価値の再定義 ~地上部をより魅力的にするための地下空間活用~」

2026年10月13日

お知らせ:第32回地下空間シンポジウムを開催いたします!

 「地下空間研究委員会」では,健全で豊かなゆとりのある地下空間を創造するために,土木工学のみならず,都市計画,建築,法律,医学,心理学,福祉,情報管理,さらには芸術,経済学の分野までをも包含・総合化した“地下空間学”の確立を目指した研究活動を続けており,一年の調査研究活動の集約の場として毎年シンポジウムを開催しています.このシンポジウムでは,地下空間利用に関する計画,防災,維持管理,環境,心理,空間デザイン,情報,普及など幅広い問題にわたり意見・情報交換を行い,建設的で充実した議論を行って参りました.
 今回は第32回目の開催であり,「地下空間の価値の再定義 ~地上部をより魅力的にするための地下空間活用~」をテーマに開催いたします.
我が国の都市は限られた国土と過密な都市空間の中で,地下鉄や地下街といった形で地下空間を積極的に開発し活用してきました.これまでの地下空間の特性は,都市機能を維持するためのインフラや交通網などを「収容」し,地上では確保しきれない空間を「代替」することにありました.このような個別目的による地下空間の確保は,都市を裏から支え,効率的な発展を強力に牽引してきた歴史があります.しかし今日,我々を取り巻く社会環境は激変しています.超高齢社会を迎えて今まで以上に人にやさしい空間が求められているほか,地球環境問題が深刻化し気象の変動が非常に大きくなっています.さらにグローバル化が進み,都市間国際競争が一段と激しさを増すなかで,都市そのものの魅力や回遊性をいかに高めるかが極めて重要な課題となっています.これらに応えるためには,地表部に歩行者空間や豊かな都市環境,人々が集う広場を創出することが不可欠です.しかしながら,既に地上部は活動が密度高く集積しており,新たな空間を捻出するための十分な余裕が取れない場合が多くなっています.そこで今,強く求められているのが「地下空間の価値の再定義」です.それは,従来の個別目的による地下空間確保の時代から,地上部をより豊かで魅力的に再生・活性化するための「戦略的手段」として地下を利用する時代への転換を意味します.限られた地表部をどのように使うべきか,どのような機能を地表部で優先的に用意しなければならないかをよく考え,場合によっては新しい機能や代替機能を地下空間で受け止めるという工夫を検討しなければなりません.地上と地下を切り離して考えるのではなく,シームレスな利用や多様な重層的利用によって,立体的に都市の価値を向上させていく視点が不可欠です.一方で現実問題として,近年の著しい工事費の高騰などにより,都市再生プロジェクト等の推進は困難を極める状況にあります.このような厳しい経済的・社会的制約下において,「あえて地下空間を使っていく意義」を再定義し社会に提示することは極めて重要です.また,新規の大規模開発のみならず,過去に構築された膨大な既存ストックをいかに有効に利活用していくかという点も,今後の持続可能な都市づくりにおいて欠かせない視点となります.
今回のシンポジウムでは,国内外における都市再生事業としての立体化の先進事例を紐解くとともに,多様な領域の第一線で活躍される専門家をお招きします.それぞれの立場からの実践的な取り組みを共有しながら,今後日本において地表部と地下空間の役割分担をどう描くべきか,エリア価値を向上させるための今日的な地下空間の役割,そして新たな複合的・重層的地下利用の可能性について,自由に議論を展開してまいります.都市の未来を切り拓く新たな地下空間のあり方について,皆様と共に深く考える機会となれば幸いです.

■シンポジウム

※参加申し込みを開始しました

行事コード 542699、5426981、5426991(CPD対象プログラム)
略 称 第32回地下空間シンポ
主 催 公益社団法人土木学会(担当:地下空間研究委員会)
後 援(予定) 国土交通省,一般社団法人日本建築学会,公益社団法人日本都市計画学会,
公益社団法人地盤工学会,一般社団法人資源・素材学会,
一般社団法人日本応用地質学会,一般財団法人エンジニアリング協会,
都市地下空間活用研究会,一般社団法人岩の力学連合会,
一般社団法人建設コンサルタンツ協会,全国地下街連合会
一般社団法人日本建設機械施工協会,一般社団法人全国建設発生土リサイクル協会
日 時 2027年1月22日(金)9:30−17:00
参加申込フォーム ただいま申込受付中です
 ※参加申込フォームへのリンク(以下の①~③からご希望の参加方法を選んでいただきお申込みください)
    ①午前・午後 オンライン参加(会員・非会員は有料、学生は無料)
    ②午前・午後 対面参加(会員・非会員は有料、学生は無料)
    ③午後のみ オンライン参加(無料)
 ※土木学会イベントページ(https://www.jsce.or.jp/events)からもお申し込みいただけます。
開催方法 午前・午後の部ともに、ハイブリッド開催(対面及びZoom)
プログラム 第32回 地下空間シンポジウムおよび現場見学会
「地下空間の価値の再定義 ~地上部をより魅力的にするための地下空間活用~」

【午前の部】9:30~12:20 ハイブリッド開催(対面及びZoom)
・3会場にて論文発表

【ポスターセッション】
・9:30~17:00(ダウンロード対応可)

【午後の部】 13:30~17:00 ハイブリッド開催(対面及びZoom)
・委員長挨拶
・講演論文表彰
・基調講演 京都大学大学院 地球環境学堂 准教授 山口 敬太
       テーマ:交通インフラの立体化と都市再生の一体的展開~欧州事例にみる地上空間の価値創出と事業実現の仕組み~
・パネルディスカッション
  パネリスト:  日本経済新聞 編集総合解説センター編集委員 河尻 定
          独立行政法人都市再生機構 都市再生部地方都市基盤整備支援推進役 好田 繁
          三菱地所(株)スマートエネルギーデザイン部長 重松 眞理子  
          京都大学大学院 地球環境学堂 准教授 山口 敬太
  コーディネータ:大沢 昌玄  日本大学理工学部土木工学科 教授(地下空間研究委員会委員長)
                                      (50音順、敬称略)

参加費 論文発表(午前中)からの参加者
(対面及びオンライン参加とも)
学会員4,000円(後援団体会員含む)
非会員6,000円
学生 無料
午後の部からの参加者(オンライン参加) 無料

■見学会
調整中です

行事コード ―(CPD対象プログラム)
日 時 ー
見学先 ー
定 員 ー
申込開始 ー
  
■お問合せ先
土木学会 「地下空間シンポジウム」 担当:田村 幹貴
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目(外濠公園内)
TEL: 03-3355-3559
E−mail:jsce_ousrsympo@jsce.or.jp

添付 サイズ
32th開催案内v3.pdf 169.32 KB